病気体験記

_nab_pk

話せば長くなるけれど。

病気から得たもの、病気で失ったもの

メイラックスとソラナックス

冬はいつも辛い。寒波で頭がキーンとなったり、寒さで体に力が入ってしまい肩こりや全身筋肉痛になったり。このころの冬はずっとベッドに横になっていた。
それが精一杯だった。
薬はメイラックスを朝と夜、ソラナックスを不安時に、と処方された
病院まで行くこともはじめのうちは必死だった。
離婚に決着がついて気が抜けていたのかもしれない。
まさしく、生きる屍といった状態だった。
人に会うことも、テレビをみることすらすべてが煩わしく、苦痛だった。
子どもの世話も十分にできていたとは思えない。両親の助けを得て息子は元気に育ってくれたのだと思う。弱っているときには、こういう助けは本当にありがたい。

何もかもが、活気のないものに見えた。
空の色は朝から夜まで灰色にしかおもえなかった。
それは、私の心が灰色だったからなのだろう。

体が重い。
体重なんてないような痩せ方をしていたのに身軽になどなれない。
病院、コンビニくらいしかほとんど出かけない日々。

自分が何をして、どうなっていくのか全くわからないうえ、周囲の人や子どもに「自分が生きていることでかけている迷惑」を申し訳なくおもうばかりの毎日だった。
前向きにはなれなかった。
えれど、幸いにして後ろ向きになることも面倒くさくてできなかった。

当時アパートには小学生~中学生の子どものいる家族が住んでいて、その子どもたちの遊ぶ声が耳障りでうるさくていつもイライラしていた。

2010年01月20日 14時04分
体験日 : 2005年 冬
治療状況 : 治療・入院時/治療
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