病気体験記

_naa_pk

Aquablue's Star

脳腫瘍★私の場合

はじめての受診

家族の「病院に行きなさい」の言葉に、今まで言うことを聞かなかった私ですが、
昨夜の痛みには 不安を覚えていたので、家事をとりあえずかたずけて、
ひとり一番近い総合病院に足を運びました。
まさか、そんな病気なんて、思ってなかった。

その病院には、脳外科があります。
受付で「頭痛がある」旨を告げ、脳外科で診察すること になりました。
なんと、時間のかかること・・・・予約制とは知らず受診しょうとしたので仕方はないかもしれませんが・・・・。
待ち時間のあいだに出会ったおばさんとの会話。
「ねえちゃん、どうしたんや。頭、痛いんか。おばちゃんはな、頭の血管に腫瘍 *1 をもってるねん。もう10年になるけどな、頭痛くてあちこちの病院で検査してもらったけど、なにが原因か わからへんかってん。でも、ここでみつけてもらって、薬と定期検診で怖いことにならんと、元気にさしてもらってる。でも、先生しょっちゅう変わるから、気をつけやなあかん。
あ、ねえちゃんの先生は、ええ先生や。よかったなー。せやけど、ねえちゃん、 頭痛いってどんな感じや?うーん、わたしの時と、よう似てるわ。きっと、わたしと一緒やで。 なんかできてるで。だいじょうぶ、この先生は、ええ先生やから・・・・・・・・・・。
おばちゃんの話が本当なら、とんでもなく恐ろしく不安なことです。
でも、そんなことあるはずも ないと、風邪引きでもあるかのように受診しました。
「頭痛があります。鎮痛剤を飲んでも利きません。何かよく利く薬を処方してください。」
わたしの受診態度はそんなことです。先生の方も、
「肩凝ってますねー。がちがちですよ。」
肩をもみながらおっしゃいます。
「肩こりから来る頭痛だと思いますよ。でも、安心のための、CTを撮っておきましょうね。」
ただの肩こりと診断されて、ほっとしました。もちろん、先生も(ただの肩こり扱いで)、表情も 穏やかでした。CTを撮り終え、もう一度受診です。

椅子に座ったとき、先生の態度がさっきとは何となく違うことを感じました。
「写真に本来ならば、写らないものが写っているんですよねー。ここです。白くなってるのは、 石灰化している部分です。これは、一般の人にもあります。が、ここに、影があります。」
腫瘍の部分を指されました。
「もう一度MRIという機械を使って、詳しく検査しましょう。予約をしてかえってください。」
CTの映像を見るかみないかのうちに診察は終わってしまいました。ひょっとすると じっくりみたのかもしれません。
先生の言葉に固まってしまい、あるいは、一瞬みた映像にショックのあまり、時間&出来事をわすれてしまったのかもしれません。病名さえも告げられません。

しかし、なにか影がある=なにかができている=腫瘍=脳腫瘍=死
わたしの頭のなかで、かってに方程式のように、答えがでてしまっていました。
その後、MRIの予約は震えながらしたことを記憶していますが、
会計をしたことは覚えていません。頭痛の薬をもらいにいったはずが、薬をお願いすることさえ 忘れていました。
その後何日かあいかわらずの頭痛で苦しんだのは、言うまでもありません。
帰路の短い間、すれ違う人の笑顔が余計にわたしを悲しくさせました。
「ワタシハシヌ」頭の中はそればかりでした。悩みながらも主人に電話をしました。
幸いにも仕事が早く片付き主人は家に戻っていました。
何を話したか覚えていません。
「今から帰るから。」と告げ家路を急ぎました。

病院での出来事をすべて話し、少し落ち着きました
しかしながら、動揺を隠せない主人。
「2週間後の検査までとりあえず待とう。その検査をしないとまだはっきりわからへんし、脳腫瘍って決まったわけでもないし、心配しても不安になるだけ。今は考えんとこう。」
主人の言葉にうなずき泣きたいのを必死でこらえたのでした。
「泣いたら、ほんとに病気って決まったみたいやんか・・・・・」
自分にいいきかせて、今日の出来事が全部間違いであることを願うしかありませんでした。
「せやけど、2週間は長いなー。それまで、その痛みがまんできるか?]

*1 おそらく動脈瘤のことだと思う。私の腫瘍とはまた別のもの

2009年10月13日 20時54分
体験日 : 2001年05月11日
治療状況 : 診断前/検査
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