病気体験記

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悪性リンパ腫(ホジキン病)になった医者の闘病記

発病から入院まで

2007年12月末、仕事で外の病院にて当直中、ふっと右頸部をさわると・・・ん?腫れてる!
触る位置的には頸部リンパ節の腫脹。表面は平滑で癒着もなし。圧痛は軽度。
それ以前に風邪をひいていたこともあり、リンパ節炎になったかな・・・と思った。

週明けて念のため耳鼻科のDrに相談。まずは抗生剤の内服とうがいで様子見ようということになった。まぁ順当だなぁとおもいつつ年末の忘年会シーズンへ突入。当直含め仕事も忙しく、ほとんど休みなく気づけばもう年も明けて2008年になっていた。
しかしいまだに頸部の腫脹ひかず。頭のどこかで悪性リンパ腫・耳下腺癌などが頭に浮かぶ。念のため血液検査行うが、白血球・LDH・腫瘍マーカー・s-IL2-rなども調べたがすべて陰性。貧血もなく白血球の分画も正常。CRPの上昇もなし。
再度耳鼻科Drと相談し、CT・MRIをとることに。仕事の合間でとるのでなかなか日程合わないもののなんとか撮影。すると・・・明らかに腫れてる!!だれがみてもおかしい!!しかし一つ一つはしっかり隔壁が保たれているように見える・・・。
再度採血もやはり異常なし。すでに2月に入っていた。もう気持ち悪い!なんとか無理をいって生検してもらうことに。中途半端はいやなので局麻でちゃんとあけてのopen biopsyを頼んだ。しかしこっちの仕事の都合で結局2月末にとることになった。

当日は半日休暇をもらいオペ室へ。局麻でとってもらったが大きすぎて部分切除となる。その日は首が痛いのなんの・・・肩こりのひどい感じ。
そんな中でも翌日は通常業務に従事し、午後には手術が3件あった。完全につかれきった。
一週間ほどして自分の電子カルテをひらいてみると・・・
悪性リンパ腫疑い
一瞬目の前が真っ暗になりました。俺が・・・なんで・・・。中途半端に知識があるため恐怖心が強くでてくる。余命は・・・?治療はケモ or 放射線?
とにかくひとまず医局長に連絡。悪性リンパ腫の可能性が高いので入院治療になるかもしれない事、休職になるかもしれない事などを話す。人に話すと妙に落ち着く自分がいる。まだ確定診断ではないんだという所に、どこか救いを求めてたのかもしれない・・・。
しかし!免疫染色の結果、ホジキン病・MC typeの診断。目の前が真っ暗に・・・。どうやって家に帰ったのか覚えてない。
しかし不思議と涙はでなかった。それより妻と子供のことが心配で・・・。どうやって暮らしてけばいいのかなぁ。生命保険入っとけばよかったなぁ・・・。なんて後のまつりか。

すぐに血液内科を受診。やはり診断は間違いなさそう。最後の望みも消えたか・・・。
stageは・・・ⅠA orⅡA との事。ガリウムシンチや全身CTでも右頸部以外のリンパ節腫脹はなさそうだが右頸部がかなり大きいためⅡのほうがいいかな・・・との事。
どちらにしろケモ+放射線ですね。ーーーはい。
外来通院治療は?−−−最初からはちょっと・・・しばらくは入院してください。
働くことは?−−−しばらく休職してください。
ということで、医局長と相談。一週間で仕事を引き継ぎしてついに入院となった。

2009年07月10日 22時41分
体験日 : 2007年12月 ~ 2008年02月
治療状況 : 診断後/告知
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この本に対してのコメント

  • ひよぷっちょ

    投稿日時:2012年03月20日 04時41分

    眼内悪性リンパ腫と診断されてこれから全身検査など頑張ろうとしているところのひよぷっちょです。病院に行く途中の新幹線の中でナッツのパパさんのサイトを見つけて読ませていただきました。とてもよい状態でいらっしゃるご様子でこちらも勇気をもらえました。まだ突然の事すぎて涙も出ていませんが私にも小さな娘がいるので頑張りたいです。ありがとうございました。
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