病気体験記

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ウロストミー

人工膀胱を作るまで

人工膀胱を作った話

平成13年の3月、人工膀胱を作りました。
その経緯についてお話ししましょう。
普通、人工膀胱を作るのは膀胱癌で膀胱全摘術が行われる場合が殆どですよね。
しかし私が人工膀胱を作ったのはガンでは無く、萎縮膀胱。変わってるでしょ。

そもそもの原因は頚椎管狭窄症。平成8年の春、手が痺れて来たのです。慌てて病院へ飛んで行ったのですが、時既に遅し。頚椎が完全に潰れてしまってました。
者が言いましたよ。なぜもう1年早く来なかったんだ、って。しかし人間痛くも痒くもないのに、誰が病院へ行きます? そぅでしょう?
8月末に手術したのですが、手遅れだったんです。なにしろ10年間、放置していましたのでね。
頚椎の手術は成功したのですが、1年程経ってからの事なんですが、何故か判りませんがオシッコがしたくなったら、辛抱が出来ない様になって来ました。トイレがそこに有ると云うのに、そこへ行く迄待てない様になってしまい、途中で出てしまうんです。それが10分おき位に出現するんですよ。やはり神経の潰れた箇所が関係しているんですね。
やむを得ず、医者に「何とかなりませんか」って相談したら、「仕方無い、管を入れよ。」と云う返事が返って来ました。そこで『バルンカテーテル』と云う管を尿道に入れました。つまり尿を膀胱に溜めずに、足に付けた袋に溜める様にしたんですね。オシッコは垂れ流し状態になりますが、まぁ、おかげでパンツは濡れない様になりました。(笑)
平成12年の秋、「いっぺん膀胱にガンが出来ていないか調べよう」と云う事になり、内視鏡を入れて検査しました。内視鏡を入れた途端に、視界一杯に黄色い物が写ったんです。何だかお判りですか? 結石です。1.5センチ程の大きな石が何と3個も出来ていました。何故出来たのかと言うと、尿の上澄みは流れるのに、重い石の成分は流れずに残って、そこで固まってしまったんですね。そこでその時は1週間程入院して、レーザーを使って、石をぶっ潰しました。昔だったら膀胱を開いて取らねばならない所ですが、医学は進歩してたんですねー。

翌年(13年)になって、医者が「こらもぅ膀胱が完全に萎縮してる。このまま放っておいたら感染を起こすし、石ばっかり出来るだけや。膀胱を取ってしまった方が良いで~。」なんて言ったんです。そこで、「脚に付けてる袋の代わりにお腹に袋貼るだけで良いんだから」と考えて膀胱を摘っちゃったんですよ。つまり「膀胱のリストラ」ですね。
今になって、剥がれて来たりするのに苦労してるんですから、何やら当てが外れた様な物ですね。こんな筈じゃぁ無かったのに。(笑)

現在は手に力が入らず、ツーピースパウチの嵌め込みも出来ず、下が向けないのでグッと押さえるだけで嵌められる「オートロックシステム」のパウチを専ら使っています。

2010年02月24日 17時30分
体験日 : 2010年02月24日
治療状況 : 予後・退院後/経過観察
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