悪性リンパ腫体験記
- 発病と告知
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ある日、私は喉に違和感をおぼえた。私は、カラオケが大好きで、その頃もカラオケ詣
でを繰り返し、ハイトーン(高音域)の限界に挑戦していたので、きっとそのせいだろ うと思い、特に気にしなかった。
しばらくして、高熱が出た。喉が痛かったので、かぜだろうと思い、近所の耳鼻科の開業医を受診したところ、「扁桃腺が腫れて いて、白いボツボツ(炎症)が出ている」とのこと。消炎剤や熱冷ましを処方してもら い、服用して安静にしていたところ、すぐに熱は下がった。その後、「先生のおかげで 治りました受診」をしたところ、「まだ扁桃腺が腫れている。しかも非対称に(右側だ け)腫れているから、一応経過観察しましょう」とのこと。「まずいなあ、最近カラオ ケ歌いすぎたなあ、自粛しなきゃ」と反省していた。2週間ほどして再々受診したとこ ろ、「やはりまだ腫れている。可能性は低いと思うけど、悪性リンパ腫の可能性がある ので、念のため総合病院で検査してもらってください」とのこと。何のことやらわから ないまま、紹介状を手に総合病院へ向かった。
総合病院の耳鼻科では血液検査と細胞診(のどの一部をつまみ、病理医が顕微鏡等を用いて細胞をチェックすること )を行った。血液検査上は問題ないとのことで安心していたが、次回診察にいくと、少 し様子というか空気が違っていた。前の患者さんが診察室を出ているのになかなか呼ば ないし、呼ばれて診察室に入って医者や看護婦をみると、一同ひきつった笑顔を一生懸 命つくってくれていた。その瞬間、「あ、これはやっちゃったな」と覚悟した。
「実はねえ、(悪性リンパ腫の細胞が)出ちゃったんですよ。直ちに入院治療をして もらわなければいけません。仕事の予定も来月以降は空けておいてください」と言われ た。言われた瞬間、なんとか家族に迷惑をかけないように(というかバレないように) しなければ、と思ったが、入院が必要と知って諦めた。自分のショックよりも、私の病 気を知った家族のショックのほうがデカイだろうな、などと考えていた。とはいうもの の、自分のショックも相当で、帰りの車の運転は相当ヤバかったし(告知時には患者を 車で来させるべきではないと思う。あ、それでバレてしまうか)、帰ってからは恥ずか しながら一生分くらい泣いてしまった。 - 2008年04月16日 17時34分
- 体験日 : 2008年03月11日
- 治療状況 : 診断後/診断













