肝臓がん

この病気に関連する病気体験記

_____018
_amb
 
前の病気体験記を取得

前のページの続き。

検査・診断

腫瘍マーカー(血液検査)と超音波検査やCT、MRI検査などを行います。さらに超音波検査を行いながら肝がんが疑われる部分の細胞を針で採取して確定します。局所麻酔をかけてお腹に小さな穴を開け、腹腔鏡で肝臓を観察することもあります。

治療

肝臓がんの治療は、がんの数や進行具合だけでなく、肝臓の状態によって決めていきます。
がんの数が少なく肝機能に余裕がある場合は、がんを完全に切除する外科手術が確実な治療法です。肝臓は、大きく分けて右葉と左葉の2つ、小さく分けると8つに分けられますので、この区分けに基づいてがんのある場所を取り除きます。肝臓への負担が大きく、退院まで1カ月程度、肝機能が戻るまで約3カ月と回復に時間がかかります。

局所療法
悪くなった部分だけを治療する方法です。ラジオ波焼灼術、エタノール注入法があります。肝臓への負担が少ないので、肝機能が衰えている人や高齢者でも受けられます。社会復帰が早いというメリットがあります。
ラジオ波焼灼術
超音波で位置を確認しながら肝臓に電極を刺し、ラジオ波を流してがんを焼き切ります。早ければ10日ほどで通常の生活に戻れます。焼却範囲が狭いマイクロ波で行うこともあります。
エタノール注入法
超音波で位置を確認しながら肝臓に針を刺し、エタノール(アルコール)を流し込んでがん細胞を瞬時に固めます。がんが壊死するまで、数日おきに複数回を行います。ラジオ波焼灼術の補助的に行う場合もあります。
肝動脈塞栓術
肝臓へは、門脈と肝動脈という2つのルートから血液が流れ込んでいます。正常な肝細胞は主に門脈から酸素や栄養を得ていますが、がん細胞はほとんどが肝動脈のみから酸素や栄養を供給されています。そこで、肝動脈に栓をして血液を流さないようにしてがん細胞を飢え死にさせる方法が肝動脈塞栓術です。局所麻酔で、足の付け根の血管から肝動脈までカテーテルを入れて行います。
肝機能が低下している人や、がんが進行して数が多くて切除しきれないときなどに行われます。
化学治療
手術や局所療法ができない場合は、抗がん剤による化学治療を行います。肝臓がんでは点滴や経口剤ではなく、カテーテルで肝動脈に直接薬を注入する「動注療法」が行われます。転移性の場合は、ほかの臓器にもがんがあるので、点滴や経口剤を併用します。
放射線治療
従来はあまり行われませんでしたが、最近は、がんだけにピンポイントで放射線を当てられるようになりました。陽子線治療が有効とのデータも出ていますが、実施できる施設が限られています。

肝移植について
移植手術は、肝機能がとても悪くても、がんが多発していても行えます。しかし、臓器提供者や費用の問題からまだ一般的な治療法ではありません。

⇒次のページへ


【掲示板】

★★患者さんの仕事とお金の問題について語る掲示板★★
┗ あなたの経験談や知識、想いなど、ご意見を募集しています。
【ライフパレットおすすめ記事】

がんの症状、治療の副作用への対処方法
┗ 痛み、食欲不振、脱毛など、がんの症状や治療による副作用の説明と対処方法について。
緩和ケア・ホスピス
┗ 緩和ケア・ホスピスの正しい基礎知識、体験談を掲載。
【ライフパレット『肝臓がん』体験記ピックアップ】

Dark Side
┗ 肝炎から肝臓がんを治療を経て、サバイバーとして活動するまでの道のりを描いた作品。
肝臓がんの告知を受けて…
┗ 肝臓がんの告知、治療から1年経過まで、読みやすくまとめられている体験記。
生体肝移植が選択できた幸福
┗ 肝臓がんに罹り、生体肝移植を行った医師の、治療から職場復帰の様子を綴った1冊。

前のページへ 1 2 3 4 次のページへ
Member_bn_1

ご意見ご感想をお聞かせください ライフパレットは、みんなでつくっていく、患者コミュニティサイトです。ご意見ご感想をフォームにご入力の上送信ボタンを押してください。