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確定診断から治療法選択まで

まず最初に…、
実は、手術はもう終わってるので、回想メモとして書いていることをおことわりして
おきます。現在進行形でなく、いわば録画の再生中です。

今回は、個人病院での確定診断から始めます。

2010年5月28日金曜日午後のこと。
「がんです」
「がーん」
とは思わず、「だからそうなんだってば!」と、ここからですね。

ちなみに、これは電話での告知でした。
で、どこで治療しますか?」「がんだというと東京やら大坂やら行かれる方も
みえますが、どこでもやることは一緒ですから。日赤でも十分な治療ができますから。」

で、通院などの利便性も考え、とりあえず日赤に紹介してもらうことに。
んな、脅迫みたいに言わなくても…(^^;)
さっそく予約をとってもらい、翌週月曜日の朝、紹介状をもらって日赤へ。

まだ、ほんとうにこの病院でいいのかと決めかねていましたが、ここでの手術を
前提にしないと検査をしてもらえない、ということで一応そういう方針にして、
その週のうちに、一通りの検査をしてもらいました。血液検査、心電図など術前の
一般的な検査(全身麻酔をするため)、CT、MRIです。

翌月曜日、こんどは乳腺専門の外科医M医師の診察で、画像では転移は認められない、
という結果を聞きました。しかし、骨シンチは撮っておらず、気になる痛みもある
ので、通常は撮りませんという骨シンチ、そして前回から時間がたっているので
再度のマンモと超音波を追加して検査しました。

そしてまた1週間後の6月14日月曜日、M医師の外来予約日。
夫と一緒に来るように、とのことだったので、場違いな感じのダンナも同行。
骨シンチの結果、骨への明らかな転移は認められないとのことで、まずは胸をなで
おろします。
それから、ネットや本で調べた「CD-DST法 抗がん剤感受性試験」の資料をM医師に
見せて、「この試験受けられませんか?」という質問をしてみました。日赤でやっ
いないことは分かっているので、S医科大まで手術後の切除組織を持参して受けられ
ないか、と聞いてみたのです。

そうしたら、M医師は、その場でS医科大の担当医師に電話して尋ねてくださり、
乳がんの場合は組織培養が難しいこと、手術は日赤で、試験だけS医科大で、
というのは無理だろうということを説明し、S医科大に行くなら紹介状を書いて
予約をとってあげますよ、とおっしゃった。
抗がん剤の奏功性がある程度事前にわかる、というのは魅力的な話ではあったが、
S医科大は高速道路を使っても2時間以上かかり、大学病院なのですぐに治療が
始められるとは限らないし、これ以上時間をロスしたくない。
色々考えた末、抗がん剤感受性試験のことはあきらめることにしました。
何よりも、M医師の誠実な対応に納得でき、この先生になら任せてもいいや、と
思ったのが大きいです。医師とても、どの選択肢がベストか、結果まで見通せて
いるわけではないのですから、結局の所、誠実な態度が一番大切なのではないで
しょうか。

さて、手術を決意し、すぐに予約(またまた1週間後の6月21日月曜日)がとれた
のはいいのですが、その直後、夫を先に帰し廊下に出てから、ふと迷いが生まれ
ました。

抗がん剤治療は術前がいいのか、術後がいいのか?

後で病理は詳しく書きますが、腫瘍が2つあるとはいえ、両方とも2cm以下だった
私のがんちゃん。
(もう切って捨てちゃったもんねー。あ、まだホルマリン漬けか。)
術前化学療法は、腫瘍が大きいか、進行しているがんにするものと思っていたの
ですが、よく考えたらそうと決まっているわけでもないらしい。それどころか、
将来的には術前化学療法で抗がん剤の効き目を確かめてから手術するのが主流に
なる、という情報も複数あるし。

私のがんちゃん、針生検の組織免疫染色の結果では硬がんで、ホルモンは陰性?
とだけ書かれていて、Her-2受容体についてはわからないままだったらしいのです。
つまり、トリプルネガティブの可能性も高い?
抗がん剤は何を使うんだろう。組織の病理もわからないのに、術前に使う抗がん
剤って決められるんだろうか。効かなかったら、がんが進行しちゃうんじゃない
だろうか。
でも、先に手術しちゃったら、それこそ、薬が効いてるか効いてないのかわから
ないまま、抗がん剤治療終了だよね。

入院の説明をしてくれた看護師さんが、私の様子が変なのをみて、腫瘍看護師さん
に連絡をとってくれました。その腫瘍看護師さんに1時間近く話を聞いてもらい、
疑問をぶつけた結果、もう一度M医師に予約をとってもらって、その相談をする
ことになりました。

6月17日。外来診察時間外に、再びM医師の診察室へ。こんども夫の同行を求め
られました

3日間の間に色々調べたが結論は出ない。術前、術後の化学療法、自分の場合の
それぞれのメリット、デメリットを書き出し、表にまとめたものをM医師に
見せると、これはもうこの通りだから、ぼくから説明することは何もないですね、
とおっしゃった。
それでも色々話をするうち、気持ちが次第に落ち着いてきて、今ここにあるがん
ちゃんと早くお別れしたい、という即物的な欲求が高まってくるのを感じたのです。
切ってもらって、このがんちゃんの正体を知りたい。生検で病理がよく分かって
いなかったため、その理由の方が大きかったかも知れません。

「やっぱり、予定通り切ってください。」気が付いたら、そう言っていました。

この選択がよかったのか悪かったのかも、今となってはわからない。
正直なところ、よくなかったような気がしているのだが、やり直せるわけでは
なし、誰を恨むこともできないし。

ちなみにこれは、がんのカウンセリング、という診療になるらしい。ただの
再診は210円だけど、これは1710円の請求。ちょっと高いですね。腫瘍看護師
さんも同席だったから、人件費もあるのかな。この看護師さん、診察のあとで、

色々ホンネでお話してくれて、よかったと思います。

「私の看護師仲間の友達も乳がんになったとき、切るかどうか悩んでいました
私、これは背中を押してあげなきゃと感じて、押したんです。そして、その責任
とても重かった。でも、それを背負ってでも、彼女の背中を押してあげるべきだった
と思っています。今でも彼女の人生に対する責任、ずっと感じ続けています。

そうか、お医者さんも看護師さんも、たくさんたくさん、重いものを背負って生き
てるんだな。患者も、しっかり情報提供してもらった上での自分の決断には、責任を
持たなきゃいけないな。

ということで、いよいよ入院・手術が決まりました。
田舎の病院でのいいところは、ベッドやオペがそんなに込んでないところです。
次回は、入院から手術までのお話です。

2010年07月17日 00時41分

体験ワード : 乳癌  手術前 

コメント一覧

  • Imgp0029_-____

    だいのじ

    2010年07月17日 13時41分

    つばささん、こんにちは。

    つばささんはとても色々と勉強していらして
    豊富な知識をお持ちなんですね。
    私、「何でも聞いて下さい」なんてナマイキなこと書いちゃいましたけど、
    逆に色々勉強させて頂きますね。

    ダイアリーの続き、楽しみにしています。
  • No_image_user_thumb

    つばさ

    2010年07月18日 01時38分

    だいのじさん、こんにちは。

    豊富な知識なんて、とんでもないです。
    苦し紛れに色々読みあさりました。耳年増になってしまいましたが、
    いざとなると、こんなはずでは、、、ということばかりです。
    経験された方のお話が一番参考になります。みなさんすごいです。
    またいろいろ教えてください。
    病気になって転んでもタダでは起きない、というつもりで毎日を
    ごしていきたいです!
    好奇心が生きる力だと思っています。
  • 20100619093258

    mamarinn

    2010年07月20日 11時42分

    つばささん、こんにちは。

    お医者さんも看護師さんも、《人生に対する責任、ずっと感じ続けています。》
    だなんて、え~~~っ!?だわ。

    勿論、最後に決めるのは自分ですよね。

    早く、続き聞かせてぇ~~~~~。(^-^)
  • No_image_user_thumb

    つばさ

    2010年07月21日 20時21分

    mamarinnさんこんにちは!
    放射線完遂おめでとうございます!
    ダイアリーに書き込みしようと思いましたが、すごいコメント数
    だったので、こちらで失礼します。
    30回毎日、ほんとうにがんばりましたね。
    、初めからその選択肢はずしてました。根性なしです~。

    人それぞれですが、いろいろ迷いながらも、自分で選ぶしか
    ないですね。
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