『直腸がん』

星野店主のおすすめ闘病記
-蔵書数1万2千冊の闘病記専門古書店「パラメディカ」店主が選ぶ-

『消えろクソがん日本一諦めの悪い芸人の闘病日記』

関西のお笑い番組「クイズ!紳助くん」で活躍していた芸人・竹内ゆうじさんの闘病記。2005年に直腸がんが発見されたときには、すでに肝臓や腹膜に転移し、末期状態だった。TVでは「泣き虫ゆうじ」「へたれゆうじ」とあだ名をつけられていたが、妻と、6歳、4歳、2歳のこどもたちのために、必死に抗がん剤治療に耐える。味覚障害で食欲がなくなった著者に、4歳の次女は「ちゃんとご飯食べなあかんよ。チューしてあげへんでぇ」と励ます。著者の「生きたい」という思いと、家族や所属する吉本興業のタレントたちとの交流が関西弁で生き生きとつづられている。この本のあとがきが書かれて一ヶ月後、「余命半年」と告げられてから2年5ケ月後、36歳で亡くなられた。

消えろクソがん 日本一諦めの悪い芸人・竹内ゆうじの闘病日記

『消えろクソがん
日本一諦めの悪い芸人の闘病日記』

  • 竹内 ゆうじ著
  • 出版社:ヨシモトブックス
  • 発売年月:2008年1月
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『しあわせになろうよ 余命宣告6ケ月を克服した 私のがんサバイバル50の方法』

著者は1949年生まれ、早稲田大学政経学部卒、国政選挙のアドバイザーとして活躍、2000年の参院選では舛添要一選挙事務所の事務局長も務めた。2001年に国立がんセンター中央病院で直腸がん(病期ステージⅢ)と診断され、無事に手術を終えるのだが、そこから著者は迷走をはじめる。信頼する気功師の一言で抗がん剤を拒否、病院からも足が遠のく。手術後2年を過ぎて股関節に痛みを感じるのだが、なお整骨院や鍼灸で治そうとし、前世療法まで受けるが、2004年にやっと訪れた国立がんセンターで多発性骨転移、余命半年と診断される。2005年12月に56歳で亡くなられるのだが、ナルシシズムの強い個性的な患者さんに対する主治医の冷静な接し方には感心させられた。

しあわせになろうよ 余命6ヶ月を克服した私のがんサバイバル50の方法

『しあわせになろうよ 余命宣告6ケ月を克服した 私のがんサバイバル50の方法』

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