第22回 認定看護師
病院で白い制服を着て点滴の管理や食事介助、体位交換などをしてくれる看護師さん。
入院中、看護師さんの笑顔やさりげないひと言に救われたという経験を持つ人はたくさんいるでしょう。
医師に専門性があるのと同じように、看護師にも特定の分野を極めている人たちがいます。糖尿病、がん化学療法、認知症、訪問看護など17の分野で、一定の教育課程を修了した人を「認定看護師」といいます。
例えば、皮膚・排泄ケアに特化したトレーニングを受けた看護師は、「WOC(ウォック)看護認定看護師」と呼ばれます。
2009年2月現在、全国に815人いるそうで、認定看護師の中では最も人数が多い分野です。
彼らは、人工肛門・人工膀胱をつけた方たちの相談に高い専門知識を持って応じたり、じょくそうができてしまった患者さんに対してより専門的な処置を行うことができます。
WOC看護認定看護師がいる病院には、「ストーマ外来」があり、こうした看護師らが患者さんの悩みや相談に応じたりしています。
一方、小児救急や認知症、訪問看護の認定看護師は全国にまだ60人強しかいません。
看護師さんは皆同じという時代は終わり、これからは医療の中の「看護」という領域で、さらに細かい専門性が問われてきます。
近い将来、よい病院を選ぶときに、腕のよい医師がいるというだけでなく、腕のよい看護師がいるということが重要な基準になるかもしれませんね。
※中日新聞に掲載したものを転載いたしました。
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