第16回 グループ診療
最近、病院の激務に疲弊、退職し、クリニックを開業する医師が増えています。
ビルの一室を診察室として借り、診察時間は平日の朝9時から夕方17時までとし、その時間以外は留守番電話が対応というところも少なくないようです。
一方、病気は時間を選ばず土日、夜間お構いなしに起こりえます。週40時間の開業では、全体の4分の1しかカバーしていないことになるため、患者にとっては常に頼れる存在とはいいがたくなります。
医師とて生身の人間ですから家族とのんびり過ごす時間や、勉強する時間もほしいはず。ひとりの開業医にすべての時間帯に対応することを求めるのはあまりにも酷といえましょう。
しかし、複数の医師がグループで開業し、患者を交代で診察する「グループ診療」というスタイルをとればどうでしょう。
例えば、埼玉県にはグループ診療で365日朝8時から夜20時まで昼休みもなく診察してくれる小児科診療所があり、患者からだけでなく、大きな病院からも地域医療をしっかり支えてくれる診療所として好評を得ていると聞いています。
自身の生活と継続性のある医療を両立させるために今後、こうした開業スタイルが増えていくかもしれませんね。
※中日新聞に掲載したものを転載いたしました。
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