第13回 かかりつけ医

息子が生後3カ月目に入った頃のこと。
母親からもらった免疫がなくなり始めるため、予防接種を受け始めました。また、急な発熱などの病気に備えるためにも、そろそろ近所でかかりつけにできる小児科が必要になりました。

「かかりつけ医」とは特定の疾患の専門医ではなく、日頃から「かかりつけ」にすることで患者の体質や病歴、健康状態を把握する医師のこと。
ほかにも、在宅医療や健康診断、予防注射などを行い、健康に関するさまざまな相談にも乗ってくれる身近な医師を指します。細やかな診察が可能となり、高度医療が必要だと判断した際には適切な医療機関を紹介してくれます。
政府も、家の近くの開業医をかかりつけ医とし、必要に応じてその紹介で病院を受診するように推奨しています。

しかし、現実には、体調が悪いとすぐに病院にかかり、病院の主治医を「かかりつけ医」と認識する人も少なくありません。
日本には約9万8千の診療所と9千弱の病院があり、それぞれ担う役割が異なります。病院と診療所の違いを、医療を受ける側が正しく理解し、適切な医療を受けられるようでありたいですね。

※中日新聞に掲載したものを転載いたしました。


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