医療用ウィッグの選び方Q&A

抗がん剤治療に伴う副作用症状の一つに脱毛があります。
ここでは、脱毛時に便利なウィッグの選び方についてご紹介します。
※脱毛の期間や脱毛の程度は、薬の種類や体調などによってさまざまです。強く出る場合やまったく出ない場合と個人差がありますので、担当の医師に確認して治療の前にご準備されることをおすすめします。

Qそもそも「医療用ウィッグ」って?

A 実は医療用ウィッグと一般のファッションウィッグとの間に明確な違いはありません。 多くのウィッグメーカーがそれぞれ患者さまに配慮した商品づくりをして、それを医療用として販売しているというのが実態です。

一般的には、ファッションウィッグは自毛の上から被りますが、患者さまの場合は地肌に直接ウィッグを被ることが予想されます。そこで医療用はデリケートになったお肌に優しい素材を随所に使用したり、人工皮膚をつけて見た目を自然にする工夫がされている場合が多くあります。
仕事などで長時間着用するのか、たまの外出時のみの使用か、などご自身の生活や使用スタイルにあわせてお選びになるとよいでしょう。

Q医療用ウィッグを選ぶコツは?

A 医療用ウィッグを選ぶときは、以下のポイントが重要です。

  1. 見た目が自然であること。
    お仕事やサークルなど外出の機会が多い方は特に大事なポイントです。

  2. 丈夫で長持ちすること。
    平均使用期間は1年~1年半です。

  3. サイズ調整が自由にできること。
    回復するにつれて自毛の量が変化します。

  4. 治療開始に合わせて、購入できること

  5. メンテナンスしやすいこと
    (ご自身で簡単に洗えるかなど)

Q医療用ウィッグはどれくらい使うの?

A 医療用ウィッグの使用期間を検討するときは、以下の1~3を考慮しましょう。

  1. 脱毛を伴う治療をされている期間:6か月~1年(例)
    多くの場合、抗がん剤投与後10~20日間で脱毛が始まります。

  2. 治療終了後、自毛を揃えながらのスタイル調整期間
    ショートスタイルの方で:1年程度

  3. 元のスタイルに戻す場合の髪が伸びる期間:0~6か月
    通常月に1.2cm髪が伸びていきますので、脱毛前のヘアスタイルが長かった場合、元の長さに戻るまで、それに応じた期間がかかります。
    ※パーマ・毛染めを控える期間:1年程度
    (治療終了後は頭皮への刺激となりますので控えていただいた方がよい期間です。)

Q医療用ウィッグにはどんな種類があるの?

A 医療用ウィッグには、大きく分けて以下の3つの種類があります。
特徴は以下の通りです。

  1. フルオーダータイプ:自分の頭の型どりから始まり、色、大きさ、着ける部分、毛の長さなど、自分の望みを100%実現できるので、より自然なウィッグが作れます。
    完全オーダーなので完成まで1カ月ほどかかるため、治療時期と合わせることが難しいことから一般的にはあまり選ばれません。

  2. セミオーダータイプ:髪色、サイズ、スタイルなどの基本の形から選んでお好みに合わせて調整するので、短時間で満足のいくスタイルが作れる便利なウィッグです。

  3. 既製品:安価でカタログやインターネットでも手軽に購入ができて便利です。
    反面オーダータイプと比べてサイズやご自身に合わせたスタイルの調整が難しくなるので注意が必要です。

Qウィッグはどこで買うことができますか?

A 相談してお選びになりたい方は、待合室など病院内に設置されているウィッグメーカーのカタログをご覧になる か、看護師などに紹介してもらうとよいでしょう。
既製品の場合は百貨店などの店頭の他、インターネットでも多く販売されているので、本記事のチェックポイントを参考にして慎重にお選びください。

  特徴 価格
*一般的な価格です
既製品 ・価格が比較的安い
・カタログで選べて手軽
数千円~10万円
セミオーダー ・希望のスタイルを作ることができる
・個人に合わせて調整するので違和感がない
5万円~30万円
フルオーダー ・毛質、スタイル、特殊な色など、自由にオーダーできる
・完成までに1ヶ月程度の時間がかかることが一般的です
30万円~80万円
(監修:株式会社スヴェンソン)

Qどんな素材を選べばよいでしょう?

A ウィッグの素材は、人毛、人工毛、ミックス毛(人毛と人工毛のミックス)に分かれます。

  • ・人毛は、見た目が一番自然ですが、日々のメンテナンスが大変なため、ストレートスタイルでロングヘアーの場合には向いています。
  • ・人工毛は一番安価ですが、やはり見た目の自然さと耐久性では他の素材には劣ります。
  • ・ミックス毛は人毛よりもメンテナンスが楽で比較的自然な見た目も実現できます。

メーカーによって品質も様々ですので、比較検討されるとよいでしょう。

毛髪の素材 長所 短所
人毛
(人毛に特殊加工したもの)
・カットやパーマ、ドライヤーやカーラーでのアレンジができる
・耐久性に優れている
・セット、手入れが必要
・退色しやすい
・洗うとスタイルが保持できない
人工毛
(合成繊維)
・スタイルがくずれにくい
・人毛に比べて軽い
・熱や摩擦に弱く、毛先が縮れる
・耐久性にやや欠ける
・テカリがある
ミックス毛
(人毛+人工毛)
・洗ってもスタイルがキープできる
・カットアレンジができる
・人工毛の部分は縮れる
・人毛の部分が退色する
(監修:株式会社スヴェンソン)


ウィッグ

オーダーウィッグに関する資料の請求や無料相談の予約は、 『株式会社スヴェンソン』の、こちらのページへ。


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