第6回 がんサバイバー
最近「がんサバイバー(survivor)」という言葉をよく耳にします。がんと診断されて治療に挑み勝ち残った人、長期生存を遂げている人のことを指します。
「生き残りと言われているようで不快」という方もいれば「生還者と呼ばれることは誇らしい」という方もおり、適切な日本語訳が定着しないため、カタカナで表記されることが多いようです。
近年、このがんサバイバーの活躍には目を見張るものがあります。
自身の闘病経験や闘病中に集めた情報をホームページで公開したりする人もいれば、自身の闘病経験を活かして起業する人や患者会を設立して患者同士の交流の場をつくったり、相談に応じたりする方もいます。
1990年代初めより米国のがん情報を翻訳するなどして情報提供し続けてきた「キャンサーネットジャパン」は、乳がんのサバイバーらを対象に、認定乳がん体験者コーディネーター養成講座を開講。既に第3期生に向けた講義が始まっています。
一方で、がんサバイバーの多くは倦怠感や喪失感、うつ状態に悩まされることも少なくありません。聖路加看護大学の外崎明子准教授は、がんサバイバーの身体的活力の回復をめざすプログラムを開発し、がん患者の健康面のサポートに当たっています。
※中日新聞に掲載したものを転載いたしました。
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