第4回 患者情報室

幼い頃からずっと私をかわいがってくれていた祖母が末期の胃がんになったときのこと。 手術後、1日でも長生きできればと、健康食品やサプリメントなどに関心を寄せた時期がありました。
でも、科学的に効くのか、安全性に問題はないのかを調べようとしてもなかなかほしい情報にたどり着けませんでした。インターネットでは情報が多過ぎて、何を信頼したらよいのかわからず、書店に行っても特定の商品をすすめる宣伝本の類ばかり。

こんなとき、病院の中に図書室のようなものがあったらいいなと思いませんか。
そこでは、医者から治療の説明を受けた後、わからなかったことを本で確認したり、手術の流れを前もってビデオで観たりすることができます。
また、闘病記を読んで、自分と同じ病気の人がどのように病と向き合ったのかを知ったり、同じ病気の人たちが集う患者会の情報を集めるのもよいでしょう。

このような施設は「患者情報室」と呼ばれています。
9000弱ある病院のうち、患者情報室があるのは100か所ほど。「お任せ医療」から「患者参加型の医療」へと移り変わる中で、積極的に治療に参加するには、患者自身が自らの病気や医療のしくみ、制度に関する知識を身につけておくことが肝心です。

【参考】

いいなステーションのホームページ内に全国の患者情報室一覧があります。

※中日新聞に掲載したものを転載いたしました。


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