がん看護専門看護師

近藤 まゆみ
北里大学病院がん看護専門看護師

時代が求める、専門看護師

病院や施設ではたくさんの専門職が働いています。医師、看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士、臨床検査技師…。挙げるときりがありませんが、みなさまの身近にいる職種の一つが看護師だと思います。

近年、医療の高度化・複雑化、人々の価値観の多様化など、社会の変化と共に求められる医療の在り方も変わってきました。看護の役割もより深く質の高いものになり、専門性の高い看護師が社会に求められるようになりました。

看護の職能団体である日本看護協会は、長年にわたって「専門看護師制度」を討議し、40年前からこの制度を行っている欧米の現状を参考に、1996年に「専門看護師制度」を開始しました。
専門看護師は、複雑で解決困難な看護問題を持つ個人や、家族などに対して水準の高い看護ケアを効率よく提供するために、特定の専門看護分野の知識、技術を深め、保健医療福祉の発展に貢献すること、併せて看護学の向上を図ることを目的としています。
初年度の認定者は6名でしたが、現在、専門看護師が活動している看護専門分野は表1のように9つあり、平成20年8月現在で合計238名になりました。病院や施設の中で活動している人が最も多く、ほかに行政や訪問看護ステーション、看護大学などの教員、コンサルタント、政治家など活動の場もさまざまです。

 
【表1】専門看護分野と人数(2008年8月現在)
がん看護104名
精神看護44名
地域看護8名
老人看護12名
小児看護22名
母性看護14名
慢性疾患看護17名
急性・重症患者看護16名
感染症看護1名
家族支援(今年度認定開始)
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