がんと健康食品

帯津 良一
帯津三敬病院名誉院長

がん医療に挑む!―――ホリスティック医学への飽くなき追求

健康食品は私のホリスティックな対がん戦略の一翼を担ってきました。

がんはからだ(身体)だけの病ではなく、こころ(心)にもいのち(生命)にも深くかかわる病です。だから主としてからだだけを対象とする西洋医学だけでがんという病に対しようとすると、どうしても駒不足は否めないのです。

そこで、がんに対してはホリスティック医学をもって、これを迎え撃たなければなりません。からだ、こころ、いのちが一体となった人間まるごとをそっくりそのままとらえるのがホリスティック医学です。人間まるごとの病であるがんに人間まるごとの医学を当てようとするのは至極道理にかなった話だと思いませんか。

過去26年間、がん治療の現場でホリスティック医学を追い求めてきました。しかし、まだこれを手にしたわけではありません。いまなお追跡中といったところです。
いまだ未完成品のホリスティック医学ですから大きな顔はできません。患者さん一人ひとりと膝を突き合わせて個性的な戦略を練っていきます。その作業はまず土台を築いて、あとはクレーンで積み上げていく現在の建築工法に似ています。

土台はこころです。この難局をどういう気持ちで乗り切って行くかということを語り合います。心理療法チームのサポートも必要になります。一階の部分は食事と気功。食に対する理念を持ち、なんらかの功法を身に付けることをすすめます。
そのあとで二階の部分に犇いている西洋医学、漢方薬、鍼灸、ホメオパシー、アロマセラピー、そして健康食品などについて順を追って検討し、取捨選択をして、戦略の完成です。

大自然のスピリット―――健康食品も一つの戦略

健康食品も一つの戦術として戦略のなかに位置づけしています。期待するのは大自然のスピリットをもたらしてくれるところにあります。たとえばプロポリスは蜂のスピリット、蜂のスピリットは花のスピリット、花のスピリットは大地のスピリットを運んでくれます。エビデンスはあるに越したことはありませんが深追いすることはしません。大地のスピリットがエビデンスで武装するなんて土台無理な話ですから。ただ主たる効能には注意し、適切なものを選びます。

この戦いは長期戦ですからできるだけ価格の低いものを選びます。高価なものはそれだけでストレスになり免疫能を低下させるからです。

「これで末期がんが治った」などと宣伝する人は避けるようにします。この世はそれほど単純ではないからです。

扱う人の人相も大事です。人相は内なるいのちのエネルギーの現われです。いのちのエネルギーの高い人の手を経てはじめて大自然のスピリットも輝きを増すというものです。

それから浮き足立って、あれもこれもと矢鱈(やたら)と手を出さないことです。迷いは、これまた免疫能を低下させます。熟慮していったん決めたら、あとはまっしぐらです。

うまく行っている人は大体が一つか二つの健康食品に愛着を持って続けています。愛着を持って接しなければ大自然のスピリットだって応えてくれません。そして最後は直観です。成果はあなたの直観にかかっています。

帯津 良一先生

帯津 良一(おびつ・りょういち)

 

帯津三敬病院名誉院長

1936年 埼玉県に生まれる
1961年東京大学医学部卒業
その後東京大学病院第三外科、共立蒲原総合病院外科、都立駒込病院外科を経る
1982年帯津三敬病院を設立、院長。
ホリスティックなアプローチによるがん治療を実践
2000年『楊名時太極拳21世紀養生塾』を設立、塾頭
2001年帯津三敬病院 名誉院長

【その他の主な役職】
日本ホリスティック医学協会会長、楊名時太極拳21世紀養生塾主宰、日本代替・相補・伝統医療連合会議理事、日本ホメオパシ-医学会理事長、サトルエネルギー学会会長、日本人体科学会理事、北京中医薬大学客員教授、北戴河気功康復医院名誉院長、世界医学気功学会副主席、埼玉医科大学総合医療センター非常勤講師 他 

【主な著書】
『帯津流がんと向きあう養生法』(NHK出版)『あるがままに生き、死を見つめる7つの教え』(講談社)、『気功的人間になりませんか』(風雲舎)、『がんになったとき真っ先に読む本』(草思社)身近な人がガンになったとき何をなすべきか』(講談社)、『ガンを治す大事典』(二見書房)、など多数。

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